歌詞
乾いたビルの底 空を写す水たまり 誰の足音もないまま 風だけが通り過ぎる 眠らない街の隙間で ぼくは息をひそめて 光の欠片を探してる 名前のない夜の中で 行き交う声が遠くなって 時間が逆に流れる 忘れたふりのやさしさが 胸を締めつける 乾いたビルの底で 空を写す夢を見た 壊れかけの世界でも まだ何かを信じてる ネオンの影が滲んで 眠れない目を包む 途切れた約束たちが 夜風に散っていく 君が残した言葉を 反芻するみたいに ぼくは何度も 同じ空を見上げた 静かな夜の真ん中で 誰かの歌が聴こえた 孤独と希望の音が 重なりあっていた 乾いたビルの底で 空を写す夢を見た 壊れかけの世界でも まだ君を信じてる もしも明日が来なくても この光を忘れない 滲んだ空の向こう側に 小さな朝が見える 乾いたビルの底で 空を写す僕を見た 過ぎていく季節の中で 心だけが透き通っていく 夜明け前の街の色 風が頬を撫でていく すべてが遠ざかっても 空はまだここにある
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