雨が降れば渇きも癒えると思ってい た そんな単純じゃ無いな 月並みの言の葉も並べりゃ 月に行けんの? 不甲斐なく湿気た想いは燃えずに 一寸先も照らしてはくれない 傘はさせない こんな体裁じゃ 汚れも怒りも指切り数えて 落とした涙で流してくれよ 頰をなぞって落ちた 五月雨が傷を抉る 君はもう歌わない 僕の唄を 嗚呼 痛いよ 最上の日々はどこに在るの? ねぇ 最低な君はどこに行くの? ねぇ 個性も何も要らないから 飼い馴らしてくれ 時代の中に くだらない唄を歌うくらいなら 俺を愛してくれ 頰をなぞって落ちた 五月雨はやんでしまって 僕はもう隠せない 晒す醜態を 嗚呼 痛いよ ねぇまだ やまないの