生命の重さがあるとするなら 私の方が 軽かったのにな どうしてかな 記憶の貴方が 笑って呟いた 「悪くないよ」 「悪くないからさ」 「泣かないでよ」 騒々しく吹く風が 理想像まで攫ってく 果てしなく 性懲りもなく 過去の蓋を開けていく 散々っぱら悔やむけど 依然感傷に浸れずに 醜さと浅ましさだけ 時と共に積もっていく あの日から星霜を 貪るだけの愚図にならぬためにさ 数多の知恵を詰め込んだよ 救うこと 生命のこと 貴方がもう戻らぬこと 学ぶほど 知るほどに 悔やみきれない自分がいること どうか 今(いま)を 刹那(いま)を 現在(いま)を 今日(いま)を 此頃(いま)を 畢生(いま)を 始終(いま)を 今生(いま)を 生きてほしかった もう二度とは繰り返さないと 誓ったはずなのに 煌めくのは生命より 綴られたこれまでの物語 そんなことはわかってるから 憐憫も要らないからさ 幸せな今を送ってほしかった ただそれだけ 願ってたことは おかしいこと? 私の所為だって 奪ったんだってさ その事実に向き合ってたのも 嘘じゃないから 生命より煌めいた 日々の中で確かに芽生えた 在り来たりな事柄全てが 確かな意味として刻まれたから 生命を失うことは 怖く悍ましくて悲しくて それでも刻まれた物事は 決して 意味のないものにならないからさ! どうか 今(いま)を 刹那(いま)を 現在(いま)を 今日(いま)を 此頃(いま)を 畢生(いま)を 始終(いま)を 今生(いま)を 生きてほしかった もう二度とは繰り返さないと 誓ったはずなのに 煌めくのは生命より 綴られたこれまでの物語 そんなこと思う私を どうか許さないでね 祈りも知恵もさ要らないの ただ ただ ただ 弱い私をさ 無力な私をさ 認めてあげられないだけ 命を賭しても 変わらない 物事だと思うけれど 悲しみも苦しみも抱え背負うから 決めたから
