けたたましいアラームとこぼれる光 淹れたてのコーヒーとくだらない占 い 時計の針を気にして背伸びを一つ 不意に開けた窓から春の風が吹く ちょっと待ってよまだ行かないで そっと舞い込む花びらひとつ さよなら虚しき朝日よ暁の街に微睡 む ユラリユラリユラリラユラリ揺られ 流れてく 昨夜の涙も乾いて桜の花も散りにけ り 忘れないでいつか二人見上げた朝の 月 いつまで経ってもなぜだか子供のま まで 泣き虫なところとか治りやしないや そっと独りで溜息ひとつ そういやいつかの雨も止んでた さよなら虚しき昨日よ思い出の底に 消え去れ ヒラリヒラリヒラリラヒラリ舞って 流れてく 夕暮れに込めた祈りもいつか交わし た約束も あれもこれもそれもすべて忘れて眠 ろうか 乾いた風と日の匂い暁の街微睡む 朧げな月恋の詩温もりの中眠ろう さよなら虚しき朝日よ暁の街に微睡 む ユラリユラリユラリラユラリ揺られ 流れてく 昨夜の涙も乾いて桜の花も散りにけ り 忘れないでいつか二人見上げた朝の 月