深淵転輪 -/-(poetry reading edit)

歌詞

世界はこんなに広いのに こんなに人がいるはずなのに 意味を求めて探し続けるのは なんで?なんで? 人生に意味があるだなんて 最期にしかわからないくせに 泣いて泣いて求めるほど 考えるものなのでしょうか? もの心ついた頃から 負い目引け目なんて感じてたなら 息をすることさえ全て全て 罪ならば罪ならば それでいいのに それでいいのにな なぜ生きているの こんな私が 光の方に憧れて 暗闇の中で泣いていた 手を翳す 空に向かって飛ぶ 鳥が羽ばたいたならば うるさいな 消えちゃえよ 全て 自暴自棄の果て いい子ちゃんの成れの果て 包まれた音に無力な私 光の方の笑う友達 殺してよ 殺してよ いっそのこと人生全て 開かない扉の先の景色が 見えたらいいのに見えないままで 泣き腫らす瞼 愛が欲しい 愛が欲しい 愛が欲しい? いらない いつかは独りになるならば いつかは見捨てられるならば 誰にも見つからないままで 独りのままで息すら殺して声を殺せ 幸せは降り注ぐもの 求めて掴むものじゃない 世界は平等なんかじゃない 世界は平和なんかじゃない きっとニンゲンだ 私はニンゲン 愚かで最低なニンゲンだ 誰も憎まず 誰も恨まず 死体のように眠りましょう 優しいなんて全て嘘 あなたの望みの通りの振る舞い 本当は好き 本当は嫌い 全て押し殺し個を殺し 泣くやつはバカ 嘆くやつもバカ 語彙のないヤツがこの世の勝者 笑ってるヤツが全ての源 笑われるヤツはみんな敗者だ 夢を見るほど惨めになって 本を読むほど元気もなくて 自分はどこだと探してる いつまで経っても探してる 眉唾占い それを信じる 人を押しはかるのか 泣いてる暇があれば涙を止めて 死なないからさ 知りたい理由も分からない インターネットの海の中 ありきたりの解答には飽きたのに なお探す? 自分と言うものはそんなのじゃ 見つからないし 見つけたくない 手が届くならとっくに届くの 自己啓発本など意味はない 知りたいものは簡単じゃない きっと答えは何処にもない 生み出す以外ない 自分の意義も 自分の価値も 自分のワケも 泣かないでなんて言わないで 泣きたい時は泣かせて欲しい けれど何も言えないままで涙を 止めて笑わなくちゃね 自分はそうだ都合がいいから 優しいヤツだと思われろ 下に見られればいいだけだ 人形になれ AIでいい 都合がいいだろ 深淵に向かえ 落ちて死ね 堕ちて死ね それでいい 私の夢は笑われるものだ 否定されるもの 「野垂れ死ぬだけ」 いいか いいか 何にも知らない 知らないだけのお前らと違う 死んでマシなら死にたいのにな 分からない わからない 生きている理由すらも それでいい? それでもいい? 私は生きたいのか? 深淵の中で一つ呟く 「報われたいだけ 認めて欲しいだけ」