一粒ぽつり 夜露が落ちて 五月の雨に家の中 やまいのひとに涙溢れる 焼き焦がす心臓の音 毎日毎日怖がって 毎日毎日無駄だった やることなすことできない 自分を責めていた あなたが現れたらいいのにな あなたがいたらいいのにな そんな願いを溢しては ひとりで寝て泣くそんな日があった 夢見がちにわずらっていれば 一生逢えないそんな気がした 手に入れた幸せを 守ることしかできずにいる 眠れぬ夜にふたりが遠く 離れていても 花咲く夢を見ていても きっとこのままじゃ 消えてしまうから 世界はふたりぼっちでは できていないのに言えないままで 傷みと崩す愛の真ん中に Iを示せるか 僕の文字 夜露が落ちても 五月の雨に打たれていても 手が離れても 自己を嫌悪していたとしても 僕が嫌いになったとしても 君を嫌いになったとしても 繋がっていると誓うために 視えない世界に叫ぶ“言の葉” 夜露が落ちて 消えていく 六月の雨に壊れていく 崩壊世界の真ん中で 僕の心臓の真ん中で 愛などまだまだ大層で 大言壮語にすぎないと 虚言の中で 虚言の淵で 呟き呟くのみだから 隣に居続けることが大事なの? 隣に居ることだけ大事なの? 側にいられない時間でも 側にいる時も 変わらぬ愛を注ぎたい 変わらぬ愛で居たいだけ 傲慢な願いを持っている それでもいいと信じたいから 眠れぬ夜がふたり永遠のようだと 続いても 互いの夢を見ていても きっとこのままじゃ優柔不断 世界はいろんな人がいて ふたりだけでは意味がない 怒りも全てIの真ん中で 愛と叫べるか 僕の声 夜露が冷たい 六月の雨に止まれていても 通話が切れても 僕が君を否定しても 僕が好きになったとしても 君が好きになったとしても 言い合えると誓うために 触れられないけど“愛を ”“アイを” 眠れぬ夜がふたりに遠く呟いた 花咲く季節消え去るも きっと巡るだろう 過ぎるだろう 世界はきっとぼっちじゃない 君いて僕いて誰かいる 痛みも全て愛の真ん中に 受け入れいくの 僕の愛 朝露落ちても 七月暑さに焦がされていても 手が離れても 手が繋げないとしても 僕がいつしか視えるなら 君がいつしか聴けるなら 繋がり続けると誓います ふたり重ねる時“人生”を