Albireo -/-(poetry reading edit)

歌詞

二つの光 在り処を探す 黒子になった人生と後悔 今は無き普通の青春を 星々と散るのみだ 求めたものほど手に入らない それは承知していたのにな いつまでもあの頃があの時が 頭から離れないのだ 「教えて欲しい」と請うこともなく 子供騙しで死んでいく花実が 咲くものか 咲くものか 咲くものか お笑いぐさと言われ続けてた それでも諦めつかない僕の ノクターンは虚しくなった そんな気がした 夕月 夕焼け 何もかも ひとりきりだった 過去を思えばそうだった ふたつの色は似ているが違う それを孤独と思うなら それをひとりと思うなら きっとこの世界は独りきりで 寂しいだろうな アルビレオ アルビレオ あなたの夢は頭の中で ”いちばん“ではない ふたつの声を聞かせてほしいと 願ったのですか アルビレオ アルビレオ 或る場所を 或る不和を 或る息を とっくに殺していたのなら 遠望したとて 見渡したとて アルビレオ アルビレオ 永遠の庭に花は咲かないでしょう 夢想できっと終わるでしょう 哀しむのみと予測しますよ アルビレオ アルビレオ ビビッドに魅せるモノクロの希望 色のない世界 ふたつの色は 白と黒ばかり 濃淡のない日々 響かない音にコンプレッサー ディストーション ディストーション ディストーション ディストーション していて 歪んだ音は醜い僕だ 騒がしいキック 孤独な僕も歪ませて 憧れた 憧れた 憧れた 憧れはきっと 僕を困らせるばかり 僕を焦らせるばかり 僕を走らせるばかり 僕を嫌うばかりでは いつまでも続くように見えるだけ いつまでも続くワケじゃない 少しずつ変わっていたのだと 静かに言葉を吐いていた 歌う 歌う 誰かが歌う 僕は 僕は 僕は歌うの? 違う 違う 違うのに 受け入れられない受け入れたくない 歌う 歌う 誰かが歌う 僕は 僕は 何ができるの? きっと きっと 答えじゃない 受け入れられない? 受け入れたくない? 響く 響く 誰かの声が 僕は 僕は 僕は響いた? 違う 違う 違うのに それが それが 当たり前じゃない 響け 響け 響けと声が 響く 響く 僕の身体の中で 凍てつくだけの心じゃないのだ 証明させて アルビレオ アルビレオ あなたは誰と問いかけてくる “いちばん”ではない それがいいのだと 恋しいのだとあなたは言った アルビレオ アルビレオ 或る人を 或る負荷を 或る声を 未来に見えて見えないのなら 延焼したって かまわないのでしょ? アルビレオ アルビレオ ふたつの命が重なるときに アルビレオ アルビレオ あなたが現れたのなら アルビレオ アルビレオ 手を繋いでほしいのですか? アルビレオ アルビレオ アルビレオ アルビレオ アルビレオ アルビレオ あなたはいない何処にもいない この地上の何処にもいないと 知っている 知っていた アルビレオ アルビレオ いつかは光が消えてもね 音だけはここにあってほしいの それくらいなら望んでいいでしょ? アルビレオ アルビレオ 煌めく星が黄と青になるときに 思い出すから 黒と白の世界じゃない星々を 見ているの 多くはきっと届かないでしょう それでも僕は届けていたいと 思い続けるよ 届かなくても 「諦めない」と 手を伸ばすから