檸檬(-/-)

歌詞

静かにろうそくの火が揺らめいた 消えることのないその揺らめきを どこか私は消したい気持ちになった この火を消せば 何もかもお終いだから わずかに聞こえる ろうそくを溶かす音 聞こえないはずの音色 無限の涙が出る 私が飽きることもなく 聴いた小さな音たち 都合よく大きくなっていた? いいえ、それは違うわ。 檸檬 檸檬 檸檬 ああ檸檬 舌に残る痛いほどの辛い記憶を 消し去ってくれよ お願いだ 私を救えない、難しいと 簡単に聴くのをやめないでおくれ 檸檬 檸檬 悲しい記憶も酸味で全部 甘いものすらないその炭酸で割って 舌に残るものが 酸っぱいだけじゃないと 私がレモネードに告げる そんな「ひ」が来たなら 静かにろうそくの火が揺らめいた 消えることのないその揺らめきを どこか私は消したい気持ちになった この火を消せば 何もかもお終いだから 眠って 起きて 眠って 泣いて 眠って 起きて 泣いて 笑って 眠って 起きて 怖い怖いこわいこわい 眠って 起きて 頭にノイズが走るだけ 檸檬 檸檬 檸檬 ああ檸檬 同じ音が聞こえるんだ いつまでも耳元で 優しい記憶が全て塗り 替えてくれるならば 私はきっと幸せだったよ そんなのはないから 檸檬 檸檬 悲しい記憶も酸味で全部 洗い流したいのに 消し去りたいのに 新しく残る痛みの記憶が塗り替える そんなんじゃ変われないのに 変わりたいのに 音はいつまでも私を 追いかけてくるんだ 誰かに気に入られたくて いいえ、違う 誰かに一つも文句を言われたくない 誰にも文句をつけさせたくない だけど 謂わば呪縛に似た嘲笑が聞こえる 笑わない 蔑まない それは本当に言ったこと? 人間はどこまでも嘘つきだね 悲しくなるんだ あなたが言った言葉のどこを私が 受け取ったかはわからないけれど 痛いんだ 檸檬 檸檬 檸檬 ああ檸檬 悪意に染まっていない言葉を探した 結果は 蔑まれるだけで何も 変わっていないことがわかる あなたの言葉が怖いままで生きる 檸檬 檸檬 悲しい記憶も酸味で全部 怯えて 震えて 震えて 泣いて 寒い場所に留まっていればきっと 誰も 私を嘲るためにここには来ないんだ 檸檬 檸檬 檸檬 ああ檸檬 舌に残る痛いほどの辛い記憶を 消し去ってくれよ お願いだ 私を救えない、難しいと 簡単に聴くのをやめないでおくれ 檸檬 檸檬 悲しい記憶も酸味で全部 甘いものすらないその炭酸で割って 舌に残るものが 酸っぱいだけじゃないと 私がレモネードに告げる そんな「ひ」が来たなら