夕暮れになればぜんまいが切れて 抱き合って寝るの 窓のないこの部屋で泥のように 8月が過ぎてカレンダーも 見ずにあなたは行くの 色のない夜を吸って北の方へ 残された影は湿った夢を見て 足跡辿ろう 灰色の砂を飲み正気になる 溶け出していく光景が 黒点に集まる時 僕は君のこと考えていた 見知らぬ砂漠で 澄み切った青 早く抜けなくちゃ 滲む汗走る 鼻を突く匂いが 近くからしているのは なんでだったっけ 近づいておくれ燃える額に手を 置いて 崩れる砂の妄想の国を出ていこう 本当に何もない おお 悪い夢さ 嘘まみれの おお 悪い夢さ 希望いっぱいの