Track bykulakula
名前のない海辺でほとばしる波を 見た 今日あと何回 打ち寄せるだろうこの波は 淋しい雲が西に流れても 灰色の砂に日はささない 今日あと何回 君のことを思うだろう 当てにならない針の指す方へ 灯台を離れ 息を止めて この舟は進むよ光の沖へ 波を掻いて 遠ざかる景色を 変わらないサイクルを もうあと何回 繰り返したら先は見える 誰かが言った言葉が底のない谷から 浮かんでくる 今日あと何回 生まれた場所を思うだろう 息を止めて 頼りない音が聴こえる 白い 光の沖へ 連れてっておくれ 光の沖へ