必要だったのは“理解”だった

歌詞

安心がほしくて契約したのに なんだか余計にモヤモヤしてる パンフレットは分厚い辞書みたい 読んでも結局 「つまりどういうこと?」 数字のグラフは未来の地図 でも地図を見ても行き先不明 「ここで安心」「ここで保障」 矢印だらけで方向音痴 説明会では笑顔で言うよ 「大丈夫です！任せてください！」 だけど本当に知りたかったのは メリットじゃなくてデメリット 「とりあえず入っとけば安心」 その言葉にすがってしまうけど 本当に必要だったのは 契約より“理解”だった 必要だったのは“理解”だった 安心よりも納得だった 未来のために払うんだから ちゃんと腑に落ちていたかった 知らないままの契約より 知った上で選ぶ強さを 「これは医療」「これは終身」 「これは積立」「これは特約」 カタカナだらけの文章に 心が折れて眠くなる 「ここにサインをお願いします」 ペンを持つ手が震えてる ハンコを押すのは簡単だけど 理解を押すのはむずかしい 知ることは面倒くさいけど 知らないことはもっと怖い 紙の束より欲しかったのは シンプルなひと言 必要だったのは“理解”だった 「安心です！」より「なるほど」 腑に落ちれば笑顔になれる 分からないままじゃ不安になる 契約よりも大事なのは 知識と納得のセットだった 必要だったのは“理解”だった 未来と今をつなぐパスワード 難しい話を優しくしてよ それが一番の保険になる 安心は理解の上にしか 育たないものだから 紙より厚い“理解”をください