ふとしたさりげない仕草とか 照れて逸らす視線とか あゝシャイなアナタ もっと素直に愛して 鶯が囀る朝 眠たい目の冴えないワタシ アナタが居る素敵な人生 可愛く粧して待つバス停 アナタに逢いに行く あのね、一足先を歩く アナタのうなじを見ていたわ でもね、本当は 肩を並べて横顔を見せて欲しひ 今日もアナタを追いかける 春の帰宅路 誰より大好きよ 歳上の男の子 ふと、想ふワタシの何処が好き? 言葉にして教えて欲しひ あゝ愛しいアナタ 誰かを余所見しないで ジリジリ歌ふ蝉時雨 会えない日はもう寂しくって アナタ想ふ素敵な人生 出せないまゝ増えてく便箋 アナタに伝えたい あのね、一足先を歩く アナタのうなじを見ていたわ でもね、本当は 手と手を繋いでふたりで歩きたひ 今日もアナタを追いかける 夏の夕立 もどかしい距離なの 歳上の男の子 布団の中の眠れない夜 ひとつ歳が違うだけで 追いつけないアナタ 先に大人になるのね 此の心は真っ赤な紅葉 其の學生服ももうじき アナタ想ふ素敵な人生 戀煩ふワタシを知って 自信は在るけれど あのね、一足後ろ歩く ワタシを置いていかないでよ 変わる季節と 変わらない歩幅に不安になります 今日もアナタを追いかける 秋に黄昏 都会に行くのね 歳上の男の子 不透明な未来を信じてる ずっとワタシ達幸せよ ねぇ、こんなにアナタ 愛してゐるのですもの しんしんと積もる雪景色 口実に触れる指先に アナタが居る素敵な人生 アナタと居る素敵な人生 出逢えて良かったわ あのね、一足後ろ歩く ワタシ、アナタを追い越したの 「遠い街でも変わらず ワタシを想ってくれますか?」 白い吐息が美しひ 冬の星空 一途に戀する 歳下の女の子
