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十六夜サデヰステヰツク

Track by真壁寂室

466
9
  • 2023.05.26
  • 3:32
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歌詞

秋の夜長汗ばんでさ 月をそつと見上げて居た 素肌を重ねた二人は 春的氣分の狭間 私宛の温もりを 抱き締めては嬉しがる ただもつと欲しい物が在る 幼氣で多感なガアル 悩在る私は爪を隠す 紅葉した此の感情は不健全 兎にも角にも苦しくつてもう 乱れ髪梳かす哀はいとをかし 然し乍ら本能は紅ひ糸と化す 卑劣文學的夜を探す 貴方に誨ゑ手上げるわ 私つて本当は サデヰステヰツクな御姫様 頗別嬪な私を愛して 生憎興味無ひわ ハヰカラな接吻なんてさア 月が綺麗ですね。なんてさ 其の口に言わせなゐわ 純文學的な雄雌の ラヴに私唆られなひ 傷跡を撫でる度に想ふ 此れじゃ満たされなひ 如何して怯えて居るの 命懸けで愛して 咲かせたひのよ 愛と言う名の花束を 逞しい腕にじゅうと押し当て 燃ゆる若煙草 痺れる夜も遂に 慣れてしまつて如何しやう 骨の髄の奥の貴方を知ろう 断末魔を乗せる律の調べ 貴方の理想?そんなの知りません 有りの侭で亦、今夜も 乱暴狼藉な愛撫を サデヰステヰツクな御姫様 デリケヱトな心の臓でさへ 差し出す覚悟で 私に平伏して頂戴 バンカラな王子様 例へばヱロとかグロでも 良ひでせう? 貴方を滅茶苦茶にさせて欲しひ 好きの麻酔はもう切れたの? 可愛ひ私は私じゃ無ひわよ 息が詰まる。時代の所為? 如何にも出来なひなら全て破壊 壱 弐 参 死 狂つちやつた貴方とさゑ 永遠の愛を誓ゐたひ 何故?涙がぽろぽろり 此の侭じゃ私だつて 逝かれちまふから 刃渡り約十五感傷で 地獄花がぱつと咲ひた 灰殻な御姫様 快樂の檻の中 サデヰステヰツクな夜明け前 私が居なきゃ貴方 満たされなひでせう 今すぐ迎ゑに逝くわ 襟飾で首を吊つて、さア。

このアルバムの収録曲

  • 1.十六夜サデヰステヰツク
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