孤独を選んだ大人びた少女は 自分の世界を守っていたいだけ 気の抜けたソーダを食べた君の影 歪な笑顔を反射する 都合の悪い事だけ 聴こえてないフリをして これ以上近づかないで 誰にも見せたくない傷があるの 頼りない心臓が "もう全部壊してみたいな"って 誰もいない世界の隅で揺れている 逃げ出したい気持ちが重くて苦しい 吐き出したって楽にならない 明日に期待なんて馬鹿馬鹿しい こんな事思いたくないのに 映画みたいにタイムリイプして あの日に戻れたのなら 愛しい寂しいあの瞬間を 夏の中に閉じこめていたいよ 何にも出来やしないくせに 未だ特別を呪うように願う 焦燥を運ぶ蝉の警笛 電線の上を綱渡り いつもの屋上 神社の階段 あの日の匂いが消えていく もう放っといてほしい 独りでも平気 傷つくの怖いだけなくせに ほんとは寂しい ないものねだり 足りないもの数え疲れた 瞳に張り付く青が 草臥れて真っ赤に染まってた 約束忘れた顔をしてる 逃げ出したい気持ちが重くて苦しい 吐き出したって楽にならない 明日に期待なんて馬鹿馬鹿しい こんな事思いたくないのに 映画みたいなハッピィエンドで 私にとどめを刺して 愛しい寂しいこの瞬間を エンドロールに閉じ込めていたいよ 誰かを選んだ遠い日の君が 笑ってたらいいな 届かない私の手 孤独に溺れた幼い小女が 選んだ答えは