さよならって合言葉でその手を 解いて またいつか会えたら良いななんて 思った 大事な物左胸のポケットに入れて 私は忘れちゃうかもな君が覚えてて 上がるはずない花火を待っていた 私は 気づけば 置いてかれてひとりぼっちだ 知らない大人に肩を当てられて 舌打ち 痛ってぇな心の中でぼやいた こんな私が息をしても良い場所が あるなら早く教えて神様 弱く零れるこの涙止めて 疎らな髪を食む薄明かりに 目を凝らしてしまってた そこに君がいるような気がした 背中合わせの届かないニ人の願いは 破れた五線譜の中で吊るされていた 散らかった頭の中を片付けたいから もういいよなんて言葉を手向けた 笑っちゃうくらい脆くて 今にも壊れてしまいそうな その笑顔に触れなければよかったと 君を捨ててまで 手に入れたいものなんて 何処にも無かったんだよな 君と私が出した歪な解答は 夜に浮かんだ月を引き裂いた 冷めた記憶と此処で眠らせて このまま全部壊して忘れて 無かったことにしたいな もう終わりしようよ こんな私が息をしても良い場所が あるなら早く教えて神様 弱く零れるこの涙止めて 静かな夜を照らした明かりに 騙されていたかったな いないはずの君を探していた