夢の終わりを静かに見届けることが 必要なんだと気付いて目を閉じる 過ちを宥める よわく温く吹く風 肩にさわる そっとそっと… 鼻を利かせて探る 愛しいひとの行方を 風化して行った思い出たちが 少しずつかたちを成して 恋が生まれた 私はずっと今でも あなたからはなれられずにいます 雲になって ちぎれる どれくらいの時間があれば ふたりを遠ざけてくれるのでしょう 愛の重さを感じて 逃げ出すほうが、たやすい 痛みがあればこそ、 優しい気持ちは膨らむ 心臓の内側にこびりついて いつかそのときが 来るまで想い続けたい 鼻を利かせて探る 愛しいひとの行方を 風化して行った思い出たちが 少しずつかたちを成して 恋が生まれる 夢の続きを望めば 望むほど愚かだと感じて それでもいっそ この現実が夢ならばいいと 夢の中で生き続けたいと願う