捻れた思い出と 靴音が掠めて 目覚めた 言葉を失くしても 微笑むわけでもなく ほどかれていく あなたがわらった やわらかい肌が わたしの ささくれだった心を和らげる 眠れない惑いに こぼれたため息で くずれた まばたきするたび 世界が変わるのならば 何度だって 見慣れた空から あふれだすオレンジは眩い ずっと 気づかずいたんだ 乱れた呼吸で 拡がる景色は優しい こんなにも胸の奥にすぅっと 変わりゆく景色も 変わらずにここに在ることも 全て笑って受け止めていくんだ いろんな出来事に出合うたび、 あなたといて良かった、と思うんだ