降る雪は てのひらに溶けて 透きとおった すこし曇った午後 もう、いいでしょう これ以上 想ったら きっと多分、 憎しみにかたちを変える わたしの言葉は いくつくらい あなたに響いたかな ほつれた生成色のシャツの裾も 消えかけて 小さくなってた薄紅色の灯りも ふり返ったりしないよ もう とおくにある あの透明の・・・ 降る雪は 何かが終わることを 告げているような そんな気がしていたんだ 夜空に、誰かのあしあと かすかな息吹 たどって歩いていたけど あなたがいなくなること想ったら、 すこしだけ、脅えた くだけたパステルカラーの空想 ありふれたマボロシが 歪んで映っては消えた ひそかに息衝いていた躊躇いが そろそろあふれ出てくる ほつれた生成色のシャツの裾も 消えかけて 小さくなってた薄紅色の灯りも くだけたパステルカラーの空想 ありふれたマボロシが 歪んで映っては消えた あなたにしか見せられない わたしの弱さ とおくにある あの透明の・・・