天(そら)を仰いで あなたのもとへ駈けて行く 浅い夢のなか、 この指を擦り抜けた花びらに咽ぶ くだけた希望に羽が生えて ひらり また舞い上がった うす汚れたこころはどうか 笑いとばしてよ すべては幻、それでももう少しだけ 誰かを信じたいんだ 言葉はこれ以上 意味も持てずに流されていった 目には見えない、なにかに渇望する 赦されることを いつか、何もかもが とおい夢のできごとだと… 月に吠えた声を辿って 探していたんだ ニセモノでもいいよ、 それでももう少しだけ あなたを想っていたいんだ うす汚れたこころはどうか 笑いとばしてよ 輝くすべてを、 手放してしまったのなら いつか充たされるかな しずみかけた からだをここからはやくつれだして