重ねてまだどのくらい 思いの丈をその日々に綴る 二人であとどのくらい 見慣れた景色横目に進む 最終バスひどい雨の中で 傘を畳んで乗ってくる どれもが同じように見える 信号ふたつ渡った 自由通りに君が 小さくなっていく その姿を思い出していたんだ 眺めてまだ届かない 綺麗なものばかりに手を伸ばす 二人であとどのくらい 見慣れた景色西日に染まる 最近どう?「変わりはないよ」って 最後の言葉すらも 胸に刺さって抜けない 信号ふたつ渡った 自由通りに君が 小さくなっていく その姿を見ていたんだ 冷めきったスープの中 君を探してしまわぬように 全部溶け込んだ想いだけが うまく掬えない僕が居た いつか締め切った戸を開けて 君を見送った今日の日が 遠い昔の笑い話に 変わるように 一思いに飲み干した 信号ふたつ渡った 自由通りに君が 小さくなっていく その姿を見ていたんだ 冷めきったスープの中 君を探してしまわぬように 全部溶け込んだ想いだけが うまく掬えない僕が居た いつか振り切った小さな手 君を失った今日の日が 遠い昔の笑い話に 変わるように 一思いに飲み干した