朝の光が窓辺を叩く 少し広くなったような部屋の中 日が昇ると消える月のように すれ違いばかりのあなたのこと 悲しみの在り処はどんな所に 少し切り過ぎた前髪の隙間に 誰にだって良い事があったあの日 身に覚えが無いのなら どうぞ勝手に 他愛もない生活の中で 好きになれたのは分別と合鍵だけ 今あなたの言葉が 頼りないその手が 遠い日の記憶に変わるとして あなたの居ない所では うまく笑えるかな うまく生きれるかな 喜びに相対した時の様に 日々は車窓を流れる景色の様に 誰にも見られてしまわぬうちに 後腐れが無いのなら さあご一緒に 他愛もない生活の果てで これで全てを許しただけ 今あなたの言葉が 頼りないこの腕が 遠い日の記憶に変わるとして あなたの遺した物が 白く澄んだ肌が 遠い日の記憶から消えるとして あなたの居ない所では うまく笑えるかな うまく生きれるかな