たまたま空いてただけの話 探していたわけでもないし ただ一目で感じたのは どうでもいいものじゃなかった 日々を溶かす個の享楽 一度きりのはずだった だけど少しばかり舞おうと思った あなたという人を知りたくなった 流されるように出てきた街 ありきたりだから見失わない だけどその時 響いた高鳴り いつもじゃない私 伸ばした手 あの映画みたいには映えない画 でも今日の星座みたいに結んだ線 もしもの話 また会えないかな 宙に消さずに残した言葉 悪戯に光った 飾燈彩る夜に消えて 只管に抱いた 心は上の空 魅せられ 悪戯に笑った 照れる本音をそこに隠して 只管に咲いた 朝焼けを見ないふりして揺れる たまたま合わせられた時間は 探していたようにも思えた あれからまた感じたのは どうでもいい人じゃないこと 日々に溶かすこの共楽 それがいつもになっていった あなたの隣で見る何度目かの月 どんな街灯よりも今は眩しい ロマンスは合わなかった ありえないと思ってしまうから だけど今はどの映画も 敵わないから観ていられなさそう 流されてきた街も 今は少し気に入った まだ終わらせたくない今日は ここで続いてく 悪戯に光った 飾燈彩る夜を迎え 只管に抱いた 想いを伝え合って明けて 悪戯に笑った 顔は忘れられるわけなくて 只管に咲いた 朝焼けの中であなたを見る もしも違った形で 逢っていたらどんな風だったかな きっと同じように 隣を預けられていただろう 悪戯に光った 飾燈彩る夜に消えて 只管に抱いた 心は上の空 魅せられ 悪戯に笑った 照れる本音を今は言って 只管に咲いた 朝焼けを見ないふりして溶ける
