始まりはイエスタデイ

歌詞

もしも、この夢が終わりを迎えて 何もかも嫌になってしまっても 忘れる事など出来ずに 閉じた目蓋のその裏で 追いすがる様に願った 昨日に戻れたなら、と 振り返れば、日々が揺れる 全てが変わり過ぎて、ただ 何をしても浮ついて 通り過ぎるだけの太陽 例えばこの人生の殆どを注ぎ込んだ この世界に裏切られてしまっても もしも、この夢が終わりを迎えて 何もかも嫌になってしまっても 色を失い途方に暮れても 間違いだった、なんて思いたくない 子供の頃に考えたあの日の未来は 遥か遠く 僕らが胸に抱くアオイハルが枯れて まるで嘘つきな子供がいつか 輝けるようにと、 隠れた思いを抱えて歩くように 僕らは僕らの物語を描く、 灯台に照らされたその街を眺め、 錆び付いた歯車を回し ひび割れていく世界の中、 手を伸ばし その他全てを忘れ、今、 鐘を鳴らすんだ いつか、この夢が終わったその時 僕は何を想ってしまうのだろう 積み上げて来た、この繋がりさえ 意味を失くした、 なんて思いたくない 夢が終わるその時 覚めることのない後悔の果て 引き裂かれるような胸の痛みが もしも、この夢が終わりを迎えて 明日、僕がいなくなってしまっても 声を上げ、歩いたこの日々には 間違いだったなんて言わせたくない 紅く燃え、沈むその太陽に 焼かれた瞼、落ちる硝子の靴