寝起きのビート

歌詞

箱庭の中、煌めく景色 こんな日々もあるもんなんだって ただただ眺め、ただただ耽る 僕には遠い世界だ 別に不満があるわけじゃない 取りわけ平凡な僕の日々が 箱庭の中、漏れた光に 照らされ、くすんで見えるだけ 現実は甘くない そんなこと有るわけなんかない そこに在るのは作り物の世界 だから僕は悪くなんかない 箱庭の空、煌めく日々が 今も僕を責めているかのように わざわざ光り、わざわざ照らす まるで暴き出すかの様に 別に誰かが悪いわけじゃない 僕が勝手にいじけているだけ 箱庭の中、漏れた光が 眩しすぎて目を閉じている 現実は甘くない こんなことあるわけなんかない ここにあるのは作り物の世界 言い聞かせている様に唱える 気づかなけりゃ、いつも通り 代わり映えのない僕の日々が こんなにも虚しいと 知らずに済んだっていうのに 繰り返す繰り返す まるで魘されているかのように 大丈夫さ、いつの日か この想いさえ、消え去るだろう いつだっていつだって 自分に言い聞かせているように 繰り返す繰り返す、 まるで譫言のように 大丈夫、大丈夫、 ここは現実なんだって 目の前にある、その世界は あるわけのない泡沫の夢 それでもさ、それでもさ 「何もしない事にはならないよ」 わかってるよ、分かってんだよ わざわざ君に言われなくたって 大丈夫、大丈夫、 明日は僕も歩き出すから 構わないで、これ以上 惨めに感じてしまうだろう なんでだよ、なんでだよ 今さっきやめろって言ったろう 分かんないよ、分かんねぇんだよ こんな話は終わりにしようぜ 僕だって、本当は 主人公になれたら良いのに 恥ずかしすぎて話せない 微睡みの中で響くビートを 消してしまえ いつだって笑って誤魔化す さぁ、目を閉じて忘れてしまえよ