魔法はどうすりゃ解けんの あばら骨 鉄の箍 何のためにつけたものかも忘れて おもちゃ箱「くしゃみを出せ!」 漁るのは過去の飴 秒針がまた首を絞めるよ、 眠らなくちゃ 街を這うカラフルな 血管はまだ軋まぬ 頭の中 花咲く前 その手鳴らせ 人知れず描いた夢想を 身体ごと運んでく線路 夢やらイデアを入れた容れ物が つり革に吊られ踊り出す されど、改札は閉じたまま 別の星のような朝と 毎日の伏線は 意味深なままで 誰も回収してくれない 創造と模倣の間 建設と破壊の先 蛙 喋る夢を見て 九段下 目が覚めた 大した運命、 むかしむかし…も今も 変わらない愛憎ね でもポップでいたい とはいえ頭痛い… 物語は聞き飽きたの? そんなのないじゃん! 声を上げたい 手を握りたい 薄れてく翼はオパール 御伽噺のナンセンス その愛していたいエッセンス 終わりよければハッピー? それでも隣にいて欲しいよ いつの日もただ 誰かが産んだ 歓びのパペットと 苦笑い 明日の日もまた あなたが産んだ 嘘とか本当が この身満たす 人知れず描いた夢想を 身体ごと運んでく線路 愛やら言葉を詰めた容れ物が 光る糸 吊られ毎日を やるせない日々の先へと 踊り狂う 人知れず描いた夢想は 身体から自由を纏って それでも尽きぬ中身の容れ物が 胸の鉄の箍 外す時 その音が知らぬ駅に鳴る