屋上 恋は何色 知らないまま鼠色の空はゆらゆら 傘がフラヒラ それでもまあ死にゃしないし 外れたボタンを握って 踊り場 ゆらゆら すぎれば フラヒラ 生活も魔法も 花びらの中に 理屈で固めた冬よさらば 南の風が吹くよ まほろばに 背を向けた 春色のあの 子を 纏ったまま 世界は変わる 宇宙の隅をつつくような出会い 答えのないテストを解いて 不甲斐ない言葉も したためるの 宙に浮いたら 昨日までとは違う場 所まで 人ごと 風は水色 吹かれるまま他人色の街はゆらゆら 日々をフラヒラ 4%くらいに日常を押し込めて 軽い身をゆらゆら 甘いまま フラヒラ 机の外まで踊りながら行こう ハレもケもなくなった僕らに 週末はもはやいらないよ なんて 物語 できあがり? 妄想をこねても 濁ったまま 廻る視 界と つまらない うじうじにさよなら お困りのご様子で 奇天烈な恋でも したためれば 未来 は変わる 異次元まで聞こえそうな脈 今 まほろばに 背を向けた 春色の あの子を 纏った世界ごと愛してる! 宇宙の隅で笑う 引力