ゆらめく陽炎に 帰らぬ日々が踊る 100年一昔 つかの間の夢の場所 荒ぶる魂よ この身を喰らい尽くせ 耐えがたき次の世に 色を与えぬように。 やがて消えゆく 我が命よ 空より来たり空に帰れば 幻が 移ろいゆく 時の河に この身一つをゆだねあぐねて 夢を見た 旗の影は 長く淡く 日は落ちてゆく 時代のざわめきは いつか形を変えて 流れゆくいくつもの 川をやがて束ねる 月の雨雲 胸の霧も 払いにけりな秋の夕風 幻が 移ろいゆく 時の河に この身一つをゆだねあぐねて 夢を見た 旗の影は 長く淡く 日は落ちてゆく やがて絶えゆく 血の定めよ 其方でお詫び申し上げます 幻が 移ろいゆく 時の河に この身一つをゆだねあぐねて 夢を見た 旗の影は 長く淡く 日は落ちてゆく