班に分かれて おんなじ配膳 たくさんの談笑と給食の放送 大勢いるのに 独りに感じる 毎日 そんな私の耳を奪った 全部知ってると そっと寄り添うように 誰かの歌が 知らない歌が 心の奥を撫でてしまった それを許して 口ずさんだら 私だけのメロディになった どんな言葉より 救われた気がした 小さなメロディ 夢中で歌を覚えていった 歌を歌うのが好きになった ある日 卒業前のステージで歌いなと 自分を出しなと 先生が言った 自信なんてないよ それでも進んだ 私の声が 心の声が 私だけのメロディになった 最後の音に繋がるように 鳴り響く拍手 目を見開いた どんな呼吸より 生きている気がした 歌い続けたい ずっと続けてきたんだ どんな苦しい時も 歌い続けてきたんだ 私の歌が 届きますように… 数え切れないステージを生んだ 果たしてこれが正しいのかは まだめくり続けるページの先で 私の歌が 心の歌が あなただけのメロディになって あなたの歌が 私の歌と 混ざり合ったらもっと進めるんだ どんな和音より 美しい気がした 一緒に歌おう