肩にかかった 髪は風になびき 見惚れていた片隅で アラーム音の次に 嫌いなチャイムが鳴り 終わりを待っていたんだ サヨナラ響く 不自由な箱で踊る僕ら 鳴らす足音、無邪気な声が 君をさらう 鳴り止まないリズムの 欠片にも乗れない 他愛もない会話も 交わせないまま 声になっていない 想いが体を走っていた 書いて消して 残らなかった方はまたいつか この想いを 恋と呼ぶにはまだ 不確かな衝動で らしくもないし こんな僕のままじゃ 傾きすぎてしまうよ 窓辺に差した スポットライトが 君を照らす 有耶無耶にして 纏ったバリアが 破られていく 青い春が来て 時は流れゆく 君のせいにして 最後のチャイムが鳴る 終わらないで まだ解けないリズムを 乗りこなせていたら 2度とこない季節に 何かを期待していた 導き出したのは 小さな傷ひとつで 書いて消して 残らなかった方は、