「終わりにしようこんな人生は。」 この線路の先 踏み切れやしないだろう 生まれながらに手にしていた 誇れるものはないけれど 優しく、人並みに生きてた 「どうして僕だけ」 そう思いたくないから 1人でいい いつか この痛みさえ 思い出せなくなってしまうから これでよかったと愛せるさ 信じられなくても 多分、大丈夫だ 「優しいね」 言われるたび 呪われていく 優しくいなきゃと 怒りひとつさえ漏らさずに 争いだけを避けていた 誰かの時間を生きているみたいだ 「どうでもいいだけ」 そう笑うしか無いから 1人でいい もしも この命ごと 差し出して終わってしまっても いい人だった。でさよならさ わがままに生きても 多分、大丈夫だ 望んだ分、傷がついて 選んだ分、縛られて 諦めることだけ上手くなった 角が立たないようにって 丸くなっていた背中を 抱きしめてくれだなんて 思わないから いつか この痛みさえ 思い出せなくなってしまっても これでよかったと赦せるさ 信じられそうだよ もう、大丈夫だ
