産まれ落ちた 鬼子は 遥か遠く 宙(そら)を睨(ね)める 有智(うち)に雑(ま)じる 邪道は 何故か惶懼(こうく) 虚夢(そらゆめ)の如 栄え墾(ば)る 刻(とき)よ 萬壽(ばんじゅ)を越えて 無期に 永らえ 剥がれ落ちた 箔沙(はくすな) 在るが儘(まま)に 子良(こら)をなぞる 無恥を詰(なじ)る 覇道に 何時(いつ)か参来(もうく) 後楽(こうらく)の園 往き交う 雲よ 然(さ)らば 今 吼(ほ)えて 唾棄(だき)に 諍(あらが)え 深く 冥(くら)く 濁る 無疆(むきょう)の闇を 切り裂いて 躍(おど)れ 己の信義 辿りて 堅く 赤く 光る 究竟(くきょう)の濤(なみ)を 振り放(さ)いて 興(おこ)せ 行き着く前(さき)は 鬼か羅刹(らせつ)か 「現世(うつしよ)に 生くること 泡沫(うたかた)の 如くなり 滅ぶこと 常なれば 事を成し 憂き世に花を」 大罪奴(だいざいど)(罪) 傲然漢(ごうぜんかん)(傲) 憎悪(ぞうお)喰らい(憎) 悪鬼羅漢(あっきらかん)(羅) 大英雄(雄) 豪胆漢(ごうたんかん)(豪) 賛美の舞(舞) 第六天魔王(だいろくてんまおう) 有りの紛(まが)い 栄え墾(ば)る 刻(とき)よ 萬壽(ばんじゅ)を越えて 無期に 永らえ 深く 冥(くら)く 濁る 無疆(むきょう)の闇を 切り裂いて 跳(おど)れ 己の信義 辿りて 堅く 赤く 光る 究竟(くきょう)の濤(なみ)を 振り放(さ)いて 興(おこ)せ 還らぬ上は 鬼と成りて