風波を裂き 徒(かち)で漕げ 標無き世に 於いて 立たば 擽(こそぐ)る丈の 太刀を捨て 阿修羅を纏いて 夜を 白で染め抜く (爽 烈 轟) 此の愁いを 鎖(とざ)した随(まま) (爽 烈 轟) 其の壁を 打ち破って (爽 烈 轟) 只 己に 課するは 疾風(はやて)を 駆り発(た)て 風に舞う 神が鳴る 人造の磐座(いわくら)に 天つ風 波座(なぐら)成し 吹き乱れて 奏で合い 混ざり合あう 故に 轟き合う 軈(やが)て 其の聲は 大地の槌と成れ 稲妻を呑み 雨で飛べ 類いなき背に 追風(おいて)呵(か)さば 誇大の罷(まか)る 餌無き地に 神鳴り眩(ま)いて 愚陋(ぐろう)を薙げ 火群(ほむら) (爽 烈 轟) 此の魚麗を 生かした随 (爽 烈 轟) 今 心 燃え盛って (爽 烈 轟) 只 此の身に 纏うは 全霊より 現ず 爆轟之雷(ばくごうのらい) 風に舞う 神が鳴る 人造の磐座に 天つ風 波座成し 吹き乱れて 奏で合い 混ざり合う 故に 轟き合う 軈て 其の聲は 大地の槌と成れ 斯(か)かる音に 震えて 風に舞う 神が鳴る 人造の磐座に 天つ風 波座 成し 吹き乱れて 奏で合い 混ざり合う 故に 轟き合う 軈て 其の聲と 行き延びて 風と化す 此の雲路 馳せる念いの果てに 降り注ぐ 現在(いま)の 耀きを 抱いて 乱れ合う 陰と陽よ 共に 逆巻き合え 然して 此の聲よ 轟き 吹き荒らせ