聞かせて君の吐息 ざわめく鼓動を感じていたい 言葉はあまりにも 無意味な存在さ 見つめる君の瞳 この胸を締め付ける 誤魔化すようにして強く 君引き寄せて抱きしめた 痛みの果てでキスを交わそう 二人だけのこの場所で 濡れた瞳をそっと閉じて 堕ちてゆく 堕ちてゆく この夜ごと どこへまでも 指先をからませて 見果てぬ夢を もっともてあそぼう 報われる事のない 結末と知ってても ベッドのシーツの中へ 隠した怠惰な理性 臆病そうな振りをしている 現実を今 脱ぎ捨てて 二人だけの嘘を交わそう 悲しみに背を向けたまま 解けない知恵の輪 みたいさまるで もつれてく もつれてく この夜ごと どこへまでも キツめのアルコールで 涙ごと飲み干せば 明日の記憶さえも 奪えるような気がしたのさ 痛みの果てでキスを交わそう 身体ごと溶け出すような 瞬間は永遠 信じたまま 苛立ちに爪を立てる 二人だけの嘘を交わした 誰も知らないこの場所で 濡れた瞳をそっと閉じて 堕ちてゆく 堕ちてゆく この夜ごと 君のもとへ