そっと扉をたたく夢の中で 「目覚めて、お願い」 青い水の中に白い雲の草原 「行かないで」 誰もいないその場所には 二度と戻らないわたしがいる 思い出して空の色を 冷えた身体に気がついて目覚めて そっと耳をすました水の中で 「目覚めて、お願い」 歩いてきた道は風が消してしまった 「戻れない」 誰もいないその場所には 冷たい青い水が満ちて 思い出せず空の色を 誰かにさようならと告げて眠った あたたかいベッドの中で 冷たい夢に震え いつまで眠るの? 嘘をついた「さようなら」と 冷たい青い水の中で 思い出した空の色を 冷えた身体に気がついて目覚めた 目覚めた 目覚めた