あなたが一つこぼした 紫色のしずくは この身を駆け巡る血でなく 満ちて朽ちてく知恵の美 子供の様に駆け上がる坂 その先はただ...×××なのにね 記憶を駆け巡る刺激の根源 消えて悲しむのはオトナの悪趣味 何度もくりかえし同じ夢を見る 淋しいと云うのにすべて忘れる 滴り落ちる涙を 絶叫という化粧で 美しく着飾るそのとき 脆く絶頂を迎える 子供の頃に感じた景色は 時が経とうと染み付いている 夜道に息潜め存在している恐怖が 本当は己の鼓動と 悟るそのときまでこの世は冒険 探るその手に触れるのは思い出 いつかこの手で己を殺めるとき 戦場も平和に思えるだろうか いつかこの手であなたを殺めるとき 無限と永遠の意味を知るだろう