指と指が触れる、少し曲がる 与えられた世界は視界が悪い ぶれる輪郭確かめたくて こじ開けたきり、行方不明のまま 星空の下で今宵は踊りましょう きっと直ぐにはみつからないから 薄暗い街はなぜか心地がいい 時間潰しに花を添える 困難と呼ぶには生温く 楽園と言うには皮肉の様 迷い続けて幕が降りるの? せめて最後は思い通りゆくの? 星空の下で今宵も踊りましょう きっと直ぐには戻らないから 今宵はもう少し 闇に酔いしれましょう 来ない別れを悟る前に 感覚もない、無意味な夢で 同じ所を泳ぎ回るみたい 太陽の下で優しく泣きましょう 待つ事さえも諦めるなら 哀しい言葉はすべて手放しましょう たゆたう声は地へと落ちる