孤独が消えて、ひとりになった それは愛を誓う本当の始まり 空いた手の上に何をのせよう 探す術も知らず歩いていたら... 苦しいと膝を抱え うずくまる少女がこっちを向き 声を発した 「波のない海の様に、広く、無音、 揺らがないから 何処にも繋がらず 死に行く時をただ 静かに待っている」と。 胸がざわついた、空っぽのまま 無力を手のひらにのせている 気がした 返す言の葉は何故か「ごめんね」 何処へ向かう 事なくはじけてなくなる 苦しみもやがて消えて ひとりでも 少女は穏やかに笑えると言った 「波のない海の様に、広く、無音、 揺らがなくても 少しの間でいい、 この手を君のがらんどうな心で 埋めて」 君の嘘と気持ちは、長く、 そっと愛していけるから 何処にも繋がらず 死に行く事はもう 不可能になりました