同じ空を別の角度から見ていた 二羽の鳥たちの知っている 美しさは違うから 違う飛び方で 一瞬すれ違って 君は君だけのために 華麗に舞って 美しく墜ちてゆけ 誰一人 見上げていなくとも 君は知っているだろう? 天使の慈悲を 調べを 誰かとの距離でしか ここがどこかすら分からずに 信者は目を瞑ったまま 一つだけの出口を探している 窮屈さに安堵して 擦れ合って 磨り減っていく 誰の都合で歪められる? 僕らが生まれたのは別に 愛するためではなく 愛されるためでもない 許されるためではないし 決して奪われるためなんかじゃない 飛び方を今も覚えている? 僕ら 分かり合えないままで 綺麗に踊ろう 息が持つ間だけ 何よりも美しい結末を ずっと待っている 心だけを抱えたまま ただひとつの