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錆び往く禍の城

Track bycanoue

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  • 2018.08.10
  • 5:26
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歌詞

柔らかな羽を踏む靴跡を探せば 翼の棲む庭園(にわ)に辿り着く 小さな灯りでは照らせないほどの 昏い海の彼方で 誰かが見上げていた未来へ続く宙 希望と名付けられた星は消えたまま 光に見捨てられた この世界が在り続ける意味は 孤独を誤魔化すため飾られた 絵画の中 詩を知らない少女は 哀しみから生まれた 呪いと禍の城を護るため 毒のある花を摘む指先の痛みが 破滅の印へと変わる刻限(とき) 涙が映すのは乾いた骸か 砕けそうな心か 誰もが胸に秘めた想いを投げ捨てて 悪夢と皮肉られた雨が降る夜に 光を失っても闇の中で笑えるなら きっと全てを愛せるはず 幾千の絶望にも褪せない詩を紡いで 語り継いだ吟遊詩人(たびびと) それでも禍の城は揺るがない 最果ての塔と呼ばれていた場所へ 新たな影を誘う 扉の鍵穴から覗いた その瞳が動いた… ――おかえりなさい、と 誰かが見上げていた未来へ続く宙 希望を裏返した虚無が塗り潰す 光に焦がれながら この命が燃え続ける意味は 孤独を忘れるため描かれた絵画の中 色を剥がした少女を 救い出した剣が願った空白の歴史 その記憶を失っても この世界に在り続ける君は 滅びた王国から贈られた王冠より 己の罪を選んだ 今も此処で錆び往く 呪いと禍の城は崩れない

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