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滅びに吹く風

Track bycanoue

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  • 2018.08.10
  • 5:14
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歌詞

戦場に遺る煙が焦がした 名もなき墓標の下 彼は独り立ち尽くす 逃げ延びた罪と 生かされた意味の 重さを剣に宿して 奪われた故郷 君の居た記憶(かこ)の瓦礫 幾千の赤い血を せめて胸に刻んで旅立つ 牙を剥いた歴史から 消えてしまっても 定められた運命だと諦めはしない 憎しみから燃え尽きた 灯火(ひかり)集めて あの誓いを果たそう 最期に鳴る鐘に逆らい 誰かの想いが尽きた傷の跡 潰れる蟲の断末魔(こえ)が 彼の耳に蘇る 失う痛みと 知らない恐怖と どちらを選べば正しい? 愛すべき故郷 変わらない星を見れば 懐かしい歌声が 涸れた道を優しく照らした 人はいつも過ちを悔やむことでしか 赦されない涙を弔う術がないと 信じながら暗闇に咲いた希望を まだ心に隠して 逆巻けない歴史から 消えてしまっても 嘲笑った女神の手を振り払えるまで 絶望から漏れ出した灯火(ひかり) 掲げて あの茜の彼方へ走り出せるなら 世界などいつか終わろうと 檻の中の運命だと眼を閉じはしない 絶望から始まった灯火(ひかり) 集めて また明日を願った 滅びに吹く風に抗い

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