隅に書いた 落書き いつ書いたんだっけ 僕の字じゃないみたい でも書いたのは僕だろう 太陽が昇る あっと言う間に カーテンが揺れる ひらひらと 秋の匂いを 漂わせて 噛みついた岩に 何一つ 傷を付けられず帰る ボロボロになった 服のまま 歩くおじゃま虫 もうすぐ出発の時刻 忘れ物はないかい? やっぱり あのカタログも 忍ばせておこうかな 高らかに 笛が鳴る 始まりを告げる音 終わりの合図? どっちでもいいや はしゃぐ少年の声 和らぐ空気に 癒やされて帰る 蚊にさされた腕を 掻きながら 喋るおじゃま虫 LaLaLa... 開いた口が 塞がらない あ、痛 小指をぶつけた 荒れた肌が 良くならない あと少し眠ろう 開いた口が 塞がらない あ、痛 小指をぶつけた 荒れた肌が 良くならない あと少し眠ろう