流れ着いた小さな瓶の中 鉛筆一つと まっさらなメモ用紙 なぜか私は 無人島の住人 ここで何をしよう 少しずつ増えてく 僕の魔法 取り残された時間と手を繋ぎ 鼻歌を歌った 言葉を連れて 風に当たり 考え続けていた 暗闇を照らす光 薪を焚べて 燃え続ける炎 パチパチ ヒュウヒュウ 色んな音に 身を委ねて 馴染んでく身体 巻き戻せない ビデオテープ 一度だけの閃き 感覚的にやっていたこと 理論化した時の快感 飛びついてゆけ イメージの背中に 思い切り 不安定な心 引っ提げて 生まれる 新たな正解 鍵付きの宝も 今はただのガラクタ 変わり続ける 内と外 デタラメの中に 隠れた まだ気づけてない 本当のこと 鏡が映すその映像に 翻弄されるばかり クラクラしてきた頭 気だるさを増してゆく身体 必要以上に濾過されない 言葉が出てくるのを 私は待つ 追いかけた背中 いつの間にか 忘れていたこと 昨日に飲み込まれぬように ただただ夢中になってた 枯れた葉が舞い 冷たい風が肌を刺す もうこんな寒い季節か 流れ着いた小さな瓶の中 鉛筆一つと まっさらなメモ用紙 なぜか私は あなたを浮かべる 少しずつ描いてく 丁寧に思い出して 飛びついてゆけ イメージの背中に 思い切り 不安定な心 引っ提げて 生まれる 新たな世界 鍵付きの宝も 今はただのガラクタ 変わり続ける 内と外 動き続ける時計と心臓