怪獣の鼻唄

歌詞

予想と違ってこれまた 大胆な行動に出たね 荒っぽさと継ぎ接ぎ感が いい味を出している 君の遊び心が 僕の脇腹を 擽ってくれて 肩の力がスッと抜けて 今日をリラックスして 過ごせそうだよ 蟻が大きな材料を 一つずつ運んでいた あと少しで完成するんだって ガラクタで出来たお城 おそろいの傷跡 これまで歩んだ軌跡を 勲章みたいにして 胸を張って進めたらなぁ 音が聞こえなくなる 定期的に どうしてかな 抜き差ししたら 元通り また聞こえる 精密機械 切りが無い言い争い 口を開けばもう 閉じられない エネルギーの消費 激しいから 初めから開かない そこの怪獣さん どうしてそんな 偉そうにしているの? あ、「そう」じゃなくて 実際に偉いんですね 失礼、失礼 隣の少年が 怯えているから ここから 離れさせてもらうよ 視界から消えるまで うまく行かないことばかりだ 分かっている それがスタンダードだ ってことは 分かってんだ だけどもし何もかも スラスラ進んでしまえば それはそれで物足りないだろう はい、強がり 怪獣が不器用ながらも 一つずつクリアしていく あと少しで完成するんだって 鉛筆で描いたお城 不揃いの足跡 これまで歩んだ軌跡を 愛称みたいにして 手を取って行けたなら 予想と違ってこれまた 大胆な行動に出たね 荒っぽさと継ぎ接ぎ感が 堪らなく愛おしいよ