片目の車 夜の帳 理髪店から消え去った灯 奇妙に長い沈黙が 街の腕枕さ 平静は加速する 肌身離さず 愛した内省 白盤ばっか増えてく部屋は ザラっとしたこの時代のゆりかご 母さんさえ知らない町まで行こう 気が触れる物語 泥状になった悲しみを 酌み交わすだけ 酌み交わそうじゃないか 生涯を終えるまで 片目の車 夜の帳 理髪店 サインポールの灯 奇妙に長い沈黙を超えて 欠伸でさえ騒音の模様 只 気が触れる物語「もう充分さ」 を装いながら 勇み立つだけ 勇み立とうじゃないか 所詮人生さ なぁ 俺達は思い出す 死んでしまった連中の事 酌み交わすだけ 酌み交わそうじゃないか 生涯を終えるまで