俺達 一生分かり合えなくなる時が 来るだろう 呪い合ったり 憂いが在ったり してるのが愉しくても 部屋にひとり 斜陽を望む窓や 四季を無下に追い返したカーテン 問う 未だに 書き遺すものが有るかと 指先を擦りながら 少し気の利いた悲しみが 今は丁度良い 諦め悪いだけの壮丁が 風なびく旗をまだ畳むまいと ただ意味を掴もうとして つまづいただけ それだけさ ずっとひとり じゃない気がして さぁ宵にひとつ唄を編み終えた 問う 未だに これで最後になるかと 疑いながら 部屋にひとり 斜陽を想う窓や 四季を包みここへ招いたカーテン 遠き日々に 書き遺すものが有ったと 気付き始めている