Track byさよならポエジー
鈍色をした実弾でいよう 胴体をそっと貫くように 窓を擦った指から捨てよう 外の街々を見ないように 離れ過ぎた距離感でいよう 朗報がそっと届くように 抱え過ぎた幸せを売ろう 出来るだけずっと溢れぬように 誰にも頷かなくていい 誰にも頷かなくていいのにね 名前も無い奴を忘れよう もう回想もしないように 謳い過ぎた唄から捨てよう 出来るだけずっと戦えるように 眩しそうに曇る二月の 短さを埋めてはやれないが 俺はとうに籠を巣立つ鳥 そんな凄かないが 誰にも頷かなくていい 誰にも頷かなくていいのにね