生温くて 気持ち悪い 私だけの海原に 微かに 雨音が鳴る 嗚呼、ごめんね 上手く飛べなくて (寒い 寒い 寒い 寒い) 迎えに来てくれたのになぁ (怖い 怖い 怖い 怖い) (ねぇ ねぇ 気付いて) 嗚呼、巡る 躾の味さえ (喰らう 喰らう 喰らう 喰らう) 消えないで 置いていかないで (奪う 奪う 奪う 奪う) キラキラ舞う ドブネズミが 迷惑そうで (叫声 齧る眼球) 思い出して 産まれ直す 水の底へ 「幸せ」はいつだって 私のものじゃなかった 「抱きしめてほしかった」なんて 恥ずかしい 与えていただけるなら 歪んだ呪いのように 浮かぶ頭を何度でも 沈めてよ (見えない 見えない) 返して ねぇ 返して 返して ねぇ 暗いよ (立てない 立てない) 返して ねぇ 返して 返して ねぇ 痛いよ ドロドロ這う 欠けた日々も 泳げばいい? (舌尖 雨声 匂い立つ) 捻る身体は 蛇のように 腹を削れば 傘をさして笑ってよ 同じ歌を歌ってよ アナタが褒めてくれないなら 飛べないよ もう手は伸ばせなくていいよ もう足は動かなくていいよ ただ 次は上手に愛してくれるなら もう泣かないよ さぁ堕ちていくの 水底に向けて舌を噛む ねぇ愛してるよ ずっとずっとずっと側にいて (寒い 寒い 寒い 寒い) (愛して 愛して)