モノクロに触れてる 隙間に垂らして 反射した 後悔と積もる 鱗粉をまた 舌で擦り消すの どうぞ、差し上げましょう (Tell me what you want. Can you cry with me?) 騙し合うロマンス? ああ、此処は蜘蛛の巣 君も奪うの? 「馬鹿にしないで」 バタつかせた羽が 折れていく 街のネオンが眩しくて見失った 幻想と月明 彷徨う夜は長く寒くて 花も見えない もう飛べないね でもお腹が空くね 何もかもがただ 綺麗に見えて 妄想に憧れ 羨み 嫉み 嘆き ボロボロの羽を撫でて痛み止めして さぁ夜が呼んでいる こっちの蜜は甘いらしい 手を引いて染まる花が(いじらしい) 貴方の嘘は愛せる気がした 「馬鹿みたいでも信じてみたい」 なんて 惨めでしょう? 強がれない私の羽は今夜も 重力に負けるの 「貴方の為なら 死んだっていいのよ」 呪ってあげる 重い言葉で飛べないままでもいい その肩で眠るの 貴方となら火の海だって 飛び込めるのよ