空回りの末、辿り着いた サンデードライバーズ・カー 丑三つ時に、鳥居 迷 分相応な毎日 例の良薬が切れたなら あっという間にふらりふら 第六感覚 狂っていく 立ち込めるグレイの向こう 手招いている さっきからずっと 枯れ尾花然として 燃えて揺れる提灯 喇叭の音が不安 欄干には行列 瞬き一つ、二つ、ほら、ご覧 鬼が、天狗が、狐が 暗夜 拐かす真相 ようこそ 頭ん中の百鬼夜行 行儀良くたって仕方ない 道理も引っ込むくらいに 溢れ出した魑魅魍魎 漂流船の舳先で開いた門 今に気が触れてしまいそう 隠れて見ていた、 意気地のない怪と目が合う 薄気味の悪い案内人と 雑踏に紛れこんで 半透明のお社を 堂々巡っている 息苦しくても鴉の面は外さないで 魅入られてしまうから 吐いて捨てろ盲信 合いの手を さあ ぱんぱんに膨れた面 生きとし生けるものが笑っている メイドも、ウィッチも、 ギャングスタも やんや騒ぎ出す 最高! 無制限のごった煮マスカレード 魔がさしてしまったらりらりら どうにもならんこと 高熱に浮かされて並べている 宴の最中 抜け出して、駆け降りた お手製の無限回廊 立ち止まる刹那、 「物分かり良くて助かるよ」 ヨーソロー 振り向くな 禍いが跳梁跋扈してんの 想像 来たるポスト百鬼夜行 後始末だって楽しいさ 大きな間違いの正体見たり ぴたりと大正解 したらば閉会 流行り病はじきに呆気もなく 終わるでしょう だから大丈夫 瞬き一つ、二つ、ほら、ご覧