その夕立ちが僕らをも 全てきれいに一掃したな… 周りたちは次々と 見えない糸で引っ張られるように どうして私だけ いつも残されるのだろう 理由もなく流され 何度も願った 続けたいんだと 僅かな薬もって 行こうずっと 歪でもいいよ ささやかな微笑みで やっと終電で辿り着く 喉仏が騒いだ 「ここから始めよう」 美しいなと見ているのは いつも誰かの道標 簡単だろう首を振って キラキラ新品を眺めてばかり 臆病なんかさ分かりすぎて逆にもう 気付かずにいたけど 何度も向こう側で追いかけてるんだ 本当の僕らしさ ずっとずっと秤にかけて 死なないように燃えないように そっとそっと抜け出そう 片道切符のスリルの中 一寸法師で目指すんだ 雪風浴びて空を見る あったかいコーヒーをひとつ下さい 大波の予感を大人しく待って なぜか胸が走り出した 驚きながらも止めるはずもない 終わることすらない 僅かな薬もって 行こうずっと 歪でもいいよ ささやかな微笑みで やっと終電で辿り着く 喉仏が騒いだ 「折れたくないんだ」と